FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
海に漂う「見えないゴミ」を知る
一見、静かで穏やかな海。
ところが、そこには繊細なゴミが大量に不気味に横たわっています。

その正体は、大きさ5ミリ以下のプラスチック=「マイクロプラスチック」と呼ばれます。
目には見えません。
世界中から海に流れるプラスチックの膨大なゴミ。
海に流されたプラスチックのごみは、長い間、太陽の紫外線にあたり、高温にさらされ、光分解と熱酸化分解によって劣化が進みやがてバラバラになります。
流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され、二酸化炭素や水などに戻ります。
しかしプラスチックはいくら小さくなっても分解されることはありません。永遠に浮遊し続けるのです。

その数5兆個以上と言います。
しかも、このマイクロプラスチックは、海水中に溶けやすい有害物質を吸着し、それを100万倍に濃縮させると言いますから厄介です。
これを海の生き物が食べます。
イワシの胃の中も、クジラの胃の中もマイクロプラスチックで一杯。
プラスチックでおなかが満たされ、体内に有害物質が蓄積されます。これを人間が食べます。
マイクロプラスチックだけなら、体外に排出されますが、有害物質は、身体にダメージを与えます。
いずれ悪影響が表面化することは必至と思われます。

つまり、ただのプラスチックごみではありません。
生態系に悪影響を及ぼし、有害化学物資の運び屋としての怖い側面を持っているのです。

このマイクロプラスチックの発生ルートは2つあります。
1つ目は製造された時点ですでに5ミリ以下となっている「1次マイクロプラスチック」。
これには、洗顔料、歯磨き粉、ボディシャンプーなどのケア商品などに含まれる微粒子(マイクロビーズ)がその原因で、排水溝を流れ、海に入り込みます。これは製造段階または浄化段階で対処していくしかありません。
2つ目は先ほど述べたプラスチック製品が劣化してバラバラになる「2次マイクロプラスチック」です。
圧倒的にこちらの量の方多いとされます。
このプラスチック製品は海岸に捨てられたものもありますが、川から流れ海に入り込む物も少なくありません。
毎年800万tのプラスチックごみが海に流出していますが、その半分が東南アジア4か国から排出されます。特に中国がダントツです。

プラスチック製品は安価でとても便利です。生活必需品のあらゆる物がプラスチック製品です。
私達が現場で使う建設資材でも、ブルーシートはじめ、なくてはならない物ばかリです。
外食産業では相次いでプラスチック製のストローを廃止しています。国連でも盛んに警鐘を鳴らしています。
日本ではまだまだ危機意識が少ないように思います。
もっとプラスチックの行く先の怖さを知るべきです。


梅津寿光
災害と猛暑の危険な夏
災害と猛暑、生命を脅かす危険な夏に直面しています。

今月、西日本を襲った豪雨は最悪の被害をもたらし、220人以上の命を奪いました。
この豪雨被害、特に山崩れによる土砂災害によるものが甚大でした。
山の斜面がもぎ取られ、民家に流れ込む映像は衝撃的です。
しかし、そもそも、何故あのような山の下に、又は山を切り開いてニュータウンを開発したのか疑問です。理由はこの様です。

あの西日本の一帯は花崗岩におおわれています。
花崗岩は風化すると「真砂土」という地質になります。
花崗岩は風化すると粗い粒子を残したままバラバラの状態となり、非常にもろく崩れやすくなります。
雨でもろくなった花崗岩の表面「真砂土」が崩れ落ち、今回の被害につながったのです。

このやわらかい「真砂土」の地質は、造成、宅地開発をする際はとても作業しやすく、費用も安価で済みます。
その様な安易な考え方が今回の大惨事を生んでしまった。
これはまさしく人災ともいえるのではないかと思います。
毎年起こる豪雨による被害の教訓を全く生かしてなかった。非常に残念です。

勿論、一方でこの豪雨被害は地球温暖化に深くかかわっています。
暖められた空気が水蒸気となり、線状降水帯が生まれ、激しい雨をもたらし、毎年の様に各地に洪水被害をもたらします。
北海道に梅雨がないなんて今や通用しません。
去年も今年もこの時期、北海道の大地は水浸しの被害に遭っています。

地球は悲鳴を上げ、私達に盛んに警告を発しています。
何と北極圏のノルウェーでも33.5度、フィンランドでも33.4度を記録、生態系への影響が深刻化されています。
日本では、連日、全国約3分の1の観測地点で、35度以上の猛暑日を記録しています。
ここ福島でも37度、38度は当たり前となりました。こうなると今までの常識が通用しないかも知れませんね。
犠牲者が出てからでは遅いです。私達の工事現場も本当に危険な状況です。
そういえば、暑い国の工事現場は、日中は避けて夜間動きます。
こうなると夏の働き方改革も必要なのでは…。夏の高校野球もナイター又はドーム球場に切り替えた方が良いとさえ思います。

そしてこの酷暑の中、被災地にてボランティア活動をする方々、本当にご苦労様です。
今回の被害地は、広島、岡山、愛媛など広範囲に渡り、ボランティアの数が圧倒的に足りないと聞きます。
阪神淡路大震災から起こったボランティア活動。
絆、連帯感…あれから日本が変わったように思います。
災害の度に駆けつけるボランティアの方々に、ただただ頭が下がります。

 梅津寿光
ある米国人夫婦の決断!
ある日の出来事です。
あるご夫婦がハワイから福島市においでになりました。ご夫婦とも日系3世の米国人です。
3世ですから、ほとんど日本語は話せません。通訳を交えての話となりました。
聞けばそのご夫妻は来年4月から、ここ福島に移り住むと言います。
今回、そのための下準備で、住む所を探したり、病院、役所、ショッピングセンター等の生活環境を確認するための来日でした。

仕事は第一線を退かれ、これから穏やかな余生を送れるのに、なぜあの温暖なハワイから、気候条件も厳しく、知り合いもいない福島に住もうとするのか?
理由を聞いて驚きました。
これからの自分の人生を福島の復興に役立てたいというのです。

ご主人は、東日本大震災の時、アメリカ陸軍基地「キャンプ座間」に勤務していたそうです。
地震直後に起こった原発事故では、混乱する日本政府をしり目に、米軍は直ちに調査を開始、被害状況、放射性物質の拡散状況を早期に把握しておりました。
やがてそのデータが日本政府に渡り、避難地域が限定され、パニック状況が収束されます。
彼も軍の一人として、一連の行動に加わっていたそうです。
彼が、今、最も気にしているのが、今なお続く福島への風評被害なのです。検査を受け、食物の安全性が担保されているのに、いまだに受け入れられない福島の農産物。いくら行政側が、生産者側が安全性を訴えても信じてくれない。
自分たちが外国から移り住み一市民として発信する声こそ、世界の人に届くのではないかと考えたのです。
ご主人は69歳とは見えないほど若々しく、熱く語ります。
隣の奥様は「あなたについていくだけ」と言いたげに優しい表情で黙って頷き、その話を聞いておりました。
これから悠々自適な生活が待っているのに、何が彼をそこまで駆り立てるのか?
軍人を経験した故の正義感なのか。日本への愛着なのか。
聞けば息子さんも「なぜ福島なのか」と強く反対したと言います。

このご夫妻と話をしていると、この原発事故からすでに7年余りの月日が流れ、福島に住む私達自身がすでにあきらめの感情を持ち、風化現象を起こしていることに気づきます。
私は、複雑な思いで聞いておりました。
そして尊敬、感謝、恐縮、驚き…様々な思いがこみ上げてきました。
福島では、英会話教室を開いて収入を得ながら、活動したいと仰っておりました。
ご夫婦の名はスティーブ寺田さん、ジャッキー寺田さんです。
近くなったらマスコミでも取り上げられると思います。
皆様、この決断を是非応援してくださいね!

梅津寿光
「カーネル・サンダース」の願い
今月は、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者「カーネル・サンダース」の物語を紹介します。

事業をしていた彼は、65歳の時に破産し、無一文になります。
何と彼はそれから、フランチャイズによるフライドチキン・ビジネスへと乗り出すのです。
70歳近いカーネルは、秘伝のオリジナル・レシピ「11のスパイス」とフライドチキンのノウハウを実現して、フランチャイズ契約を取る旅に出ます。
70歳近いお爺さんの飛び込み営業がうまくいくはずがありません。
車1台で全米中を回り、夜は車で過ごす旅が続きます。彼には信念がありました。

幼い頃に父親を亡くし、家族のため料理を作っていたカーネル氏、母親と妹に美味しいと言われることが何より嬉しかったのです。
「おいしいもので人を幸せにしたい!」この思いが途切れることはありませんでした。
そして、その信念は実を結び73歳の時には、その契約は600店舗を超える規模となり大成功を収めるのです。
そして、今、彼の願いは世界中に広がり、店内は笑顔溢れる多くの家族で賑わっています。
人生の終盤に身を起こした一人の男の奇跡。何が彼を奇跡に導いたのでしょうか?

彼は晩年次のように語っています。
「私は、40種以上の職を経験した。特別な才能があるわけではない。ただ2つのルールを守ってきた。できることはやれ。やるなら最善を尽くせ!」この2つ。
そして続けます。
「結局、人を幸せにすることが、自分の幸せとなって帰ってくる。そもそも、何かに対して、人が進んでお金を払うのは、それが自分のためになるからなんだ。自分のためにならないものに進んでお金を払う人などいるだろうか。いるはずがない」
「つまり他人に尽くして喜んでもらうとは、他人がああしたい、こうしたいと思うことを的確にとらえて何らかの価値を提供することだ」
「そしてその提供する価値の質が高くて、しかもその人だけにしか提供できないものなら、人は競ってその価値にお金を払うだろう。結果、最も人に尽くし、幸せにした人が、最も多い利益が得ることになる」

なぜ引退しないのかって?
「人を幸せにすることに引退はない」「錆びつくより、すり切れる方がマシ」「人は60や65になると人生これで終わりと思うものだ。しかしそれは自分がそう感じ、思い込んだ時に決まるだけ、年がいくつであろうとやれる仕事はたくさんあるさ」
彼は生涯現役を続け、世界各国に広がった店舗を訪れては、製法が守られているかをチェックします。
そして彼は慈善活動にも大いに励み、財産のほとんどを慈善施設等に寄付して、90歳の生涯を閉じます。
今日も笑顔で店頭に立つカーネルおじさん、実は波乱に満ちた人生でした。

梅津寿光
世界で水が危ない!
今、世界で水不足が深刻化しています。
と言っても日本では全くピンときませんね。日本は、とても水が豊か、しかも必要な時に安全な水が飲める。
このような国は世界でも珍しいと言います。ところが、世界ではとんでもないことが起こっています。

勿論、水は人が生きていく上では欠かせないものです。
生命、農業、工業、物流など人間のあらゆる営みの根幹を担っています。
ところが、世界の人口が増え、食糧を増産し、途上国の工業化や物が豊かになると水使用量はどんどん増えていきます。
豊かな生活を支えるには大量の水が必要で、水需要は50年前の3倍、人口増加の2倍のペースで増え続けているのです。

それを支えるには、大量の水を河川から汲みだす必要があります。
そのため、中国の黄河は河口まで水が流れなくなりました。世界第4位の湖、中央アジアのアラル湖では、面積が半分に、水量は3分の1まで減り、塩分濃度が上がり、漁獲量はゼロに。そしてこの地域の農業は壊滅的となっています。
このアラル湖面積は東北6県に匹敵する面積を持っています。まさに地球規模の水不足です。

更に深刻なのが、直接命に関わる水の汚染問題です。
途上国では、汚染された水とトイレの下水などの劣悪な衛生環境で、下痢疾患や伝染病で命を落とす子供たちが後を絶ちません。
特に野外排せつでは、降雨により飲料水に悪影響を与えるばかりでなく、乾燥により粉じんとなり、動物、昆虫等が媒体となることで感染症が広がり、免疫力の低い多くの子供たちが亡くなっています。
その数、毎日約5000人、年間180万人以上の子供が命を落としているのです。

日本の上水道、下水道の技術、浄水技術は世界一と言われています。
人々が安心して暮らせる…国が豊かになることは本当にありがたいことです。
また、日本は、水と共に温泉も豊富です。火山の活動は災害をもたらしますが、一方湧き出る温泉は人に癒しを与えます。
特に、福島市近郊は温泉が豊富で、中心部から、わずか車で数十分以内に、数多くの温泉があります。
このことに他県から訪れた方は一様に驚きます。温泉好きにはたまらないようです。

この度、当社が福島市から工事を請負っていた、土湯温泉町「中之湯公衆浴場」が完成し、今月4月26日オープンします。
福島市の観光地の賑わいを取り戻す期待を担っての誕生です。狭い敷地に、温泉が湧き出る中での作業は難工事でした。
震災前に見られた浴衣姿で下駄を鳴らして歩く温泉町を取り戻したい!
福島市の復興のシンボルとして、大いに期待されます。


梅津 寿光

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。