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コロナウイルスの包囲網
冷静に事実を伝えるはずのニュースキャスターが、泣きながらニュースを伝えていた。
新型コロナに感染し軽傷と診断され自宅待機を続けていた身重の女性。
状態が悪化しても入院先が見つからない。
妊娠29週のため、優先的に入院できる36週には達していなかったのだ。
これが入院調整している保健所の判断だった。そして一人、自宅で出産。
生まれた赤ちゃんは早産のため亡くなってしまう。
入院さえできれば助かったと思われる新生児の命は悲惨にも途絶えてしまったのだ。
病床のひっ迫、治療を必要としている人が受けられない。
これが今、先進国の日本で起きている現実とは…。

ウイルスの存在は人類の出現より古いと聞く。
人類は、今迄多くのウイルスと対峙してきた。
根絶させたウイルス、上手に共存したウイルス。
今回の新型コロナウイルスに対するワクチンの開発スピードは
いまだかつてない速さだという。
人間の知恵の結晶だ。これは本当に素晴らしい。
ワクチンの接種は重症化を防げるというが、
当社の若い世代の社員は、いまだ接種予約が出来ずにいる。
日本国内で2回接種した人は既に5000万人を超え、
接種率が40%を超えたというが、この不平等さも良くわからない。
じわりじわりと身近な人が感染し、
コロナウイルスの包囲網がいよいよ狭まってきたなと身をもって感じる。

この時代に生き残ろうとして必死に変化を遂げ続けるコロナウイルス。
初めて新型コロナ感染が確認されて600日、間もなく丸2年になろうとしている。
いまだ対症療法だけで、根本的な治療法は確立していない。
人の命が犠牲になるこの事態を何とかして止めなければならない。
医学と科学そして政治とあらゆる力を総動員する時だ。


 梅津寿光