FC2ブログ
ファミリーレストラン店員の神対応
コロナウイルス自粛が一段落したある日、ファミリーレストラン「サイゼリア」の店員の神対応がネット上で感動を呼んでいます。

客は病で全盲になった女性です。
その女性はツイッターユーザーのさくらsanと言います。

4か月振りに訪れたサイゼリアでの一コマ。
「久しぶりの外食で嬉しくてお料理をたくさん注文しちゃったんだけど、
料理を運んできてくれた大学生ぐらいの男の店員さんが
『ピザは12時、サラダは3時、チョリソーは10時方向におきますね』って説明してくれて、
もう、感動しすぎて涙が出そうでした」
とツイートしたところ、瞬く間に拡散され、
丸1日もたたないうち7.5万リツイート、38.8万いいね!が集まりました。

リプライ欄には
「時計に例えればわかりやすいんですね」
「気配りが出来るってこういうことだと思う」
「まさに言葉で表すバリアフリー」
と言った称賛の声のほか、さくらsanが全盲でもツイッターを駆使していることへの驚きや、
日常生活、他の嬉しい配慮とは…と言った質問も相次ぎました。

さくらsanは、当時の状況を振り返ります。
「お店には主人と娘の3人、家族で行ったのですが、店員さんには特別こちらから何かを伝えたわけではありません。
多分、入店した時に私が白い杖をついていたので、気付かれたのだと思います。
あまりにも自然な説明でビックリして…。
お若い方でしたし、例え知識として知っていたとしても、実践するには勇気がいったでしょうに。
本当にうれしくて、サイゼリアさんにはお礼のメールを送ってしまいました(笑)」

尚、これは「クロックポジション」と言って、目が不自由な人でもテーブルの上の物の位置が出来るよう、時計の短針にたとえて知らせる方法です。
近年、ドラマや映画などでは描かれていますが、実社会ではまだまだ実践されていません。
サイゼリヤでは視覚障害者への接客マニュアルが整備されていて、社員教育もきちんと行っているということになります。

この話には、私達も見習うべきところがたくさんあります。
企業として、社会的な役割をもっと自覚すること。
そして、もっとITを活用してお客様とつながる時代であることを自覚すること。
このさくらsanは、普段の生活では、iPhoneのボイスオーバーという読み上げ機能を駆使して、インターネットで買い物をしたり、SNSで友達とつながっています。
実際に街へ出かけて買い物をしたり、自由に好きな時に人に会いに行ったりすることが厳しい障害者にとって、
近年のIT技術の進化は、大いに社会参加を可能にしています。
私達企業がそれに追い付いていないのが現状かと思います。

今時代はウイズ・コロナ。
企業の社会的な役割と責任と在り方が改めて問われているのかも知れません。
それにしても、サイゼリアという会社と店員の対応は、お見事です!

梅津寿光


konicaminolta_1038882.pngillust14592.png