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脳を鍛える!
近頃物忘れが激しい…
これはきっと歳のせいだ。加齢とともに記憶力が衰えるのは仕方ない…誰もがそう思っています。
でもこれは単なる思い込みに過ぎないことが、明らかになったそうです。

神経細胞は3歳ぐらいまで一気に減るが、それ以降は歳をとってもほとんど減らないと言います。
それどころか、歳をとっても記憶の容量は増やせることが実証されています。
英国の認知神経学者が行った有名な実験があります。
ロンドンのタクシー運転者の海馬(脳の中で記憶をつかさどる部位)を一般人のものと比べたところ、タクシーの運転手の海馬の方が大きく発達していることが分りました。
更にベテラン運転手の方が大きく発達していることも判明したのです。
複雑に入り組んだロンドンの街の道路を走るには、相当な記憶力が要求されます。
タクシー運転手は、日々仕事の中で記憶力を鍛えることで、海馬が発達したのです。
使えば使うほど脳は発達する…やはり、これは真実でした!

さて記憶力についての勘違いをもう一つ。
それは、私達が「脳はものを覚えることが得意だ」と思っていることです。
人間の脳は20分後に42%のことを忘れ、1日後には74%を忘れてしまいます。
つまり「脳は忘れることが得意」なのです。
なぜ脳は忘れることが得意なのか?それは脳の記憶の仕組みと関係しています。
記憶の種類には「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶は、一時的に保管された記憶で、1か月程度で忘却される。
長期記憶とは、短期記憶の中から特に重要だと脳が判断して選んだ記憶。
これには人の名前の記憶や自転車の乗り方など身体が覚えている記憶があります。
この様に、短期記憶の中から重要な記憶だけを選別して保管しようとするのは、長期記憶の容量が一杯になるのを防ぐため。
一杯になってしまうと、本当に重要な記憶を保存できなくなります。パソコンのハードディスクが一杯になれば、不必要なデータを消さなければならない。これと同じように、脳は常に「忘れる作業」を行い、常に空きスペースを作らなければならないのです。
すごい働きをしますね!

それでは、忘れるのが得意な脳に対するどうやって記憶させればいいのか。【記憶力アップの5つの鉄則】をご紹介します。
【鉄則1】覚えたことを人に話して何度も思い出す
【鉄則2】記憶力がさえる時間帯(起床して3時間後と10時間後)に覚える
【鉄則3】眠る前に覚えて、睡眠中に定着させる
【鉄則4】メモに書きだしいったん忘れて、脳に空きスペースを作る
【鉄則5】どうでもいい情報を脳に入れないように、あえて情報に触れない場所や時間を作る

どうですか?これまでの体験から、思いあたる方も多いはずです。
例えば【鉄則1】など自分の知識を相手に教えることにより、自分の頭が整理される。その結果、そのことについてより深く理解を深めることが出来る。
【鉄則3】については、当社の職場では、「それではこの件は一晩寝かそう」という合言葉で記憶を定着させ、翌日に改めて点検します。それで、良い結果を得ることが出来るケースが多々あります。

どうですか?記憶力は歳と共に衰えるどころか、努力して鍛えることで、どんどん発達させることが出来るのです。
是非トライして頑張りましょう!

                  
梅津寿光