豊洲新市場汚染水問題で揺れる東京都。
絵に描いたような縦割り組織、これだけの大きな問題を引き起こしても、いまだに責任の所在もはっきりしない。
ブラックボックスと言われても全くやむを得ないと思います。ただ、これで巨額の税金を使われてしまって、それが都民のためにならなかったとしたら、納税者はたまったものではありませんね。
そして、この組織内の意思疎通の欠如は何なのか。この問題は、私達に様々な問題を投げかけています。
皆様は何を思いましたか?私が思ったのは次の通りです。
まず、この思い込みで仕事をしていることの怖さ。
担当部署トップの歴代の市場長すべてが、都知事まで「盛土はなされている」として、今日まで認識していたと言います。
それを疑う余地もなく決済の印を押していたという事です。確認する事なく、思い込みで動いてしまう事は、本当に良くあること。
でも関心があれば、この重要性を確認できたはずですが…。
意思疎通…わかりやすく言うと「報連相」です。この重要性は常に言われていることですが、これがなかなか難しい。
第一、報告すべきかどうかの内容の判断はその人によって違う。しかも早目と言うのがポイントですね。
取り返しのつかない状況で報告相談されても、どうにもなりませんから。
ですから、これにも思い込みが関係します。自分の常識が相手の常識とは限りません。
「言わなくてもわかるはず」なんて期待する方が、土台無理な話なのです。
次に、これは本当に重要な事ですが「どこを見て仕事をしているのか」と言うのが最大のポイントかと思います。
どんな仕事でも同じ。お客様にとって何が一番良いことなのか。
この一点が判断基準であれば、そう間違った判断はしないと思います。
「現場で判断に迷う事があったら、迷わずお客様の利益を最優先すべし」これは鉄則です。
もし、都民のことを考えて、盛土をせず、コンクリートの空間に変更したとすれば、その人が堂々と主張すればいいのです。
もはや誰も責任は取りようもない状況ですが、都民の利益を考えたのであれば、その説明責任が都側にあると思います。
「意思疎通の欠如がとんでもない結果を招く」「どこを見て仕事をしているのか」これを痛烈に考えさせられた今回の件。
規模の違いはありますが、本当に私達も身近にあり得ます。他山の石とすることなく自覚します。
梅津寿光
絵に描いたような縦割り組織、これだけの大きな問題を引き起こしても、いまだに責任の所在もはっきりしない。
ブラックボックスと言われても全くやむを得ないと思います。ただ、これで巨額の税金を使われてしまって、それが都民のためにならなかったとしたら、納税者はたまったものではありませんね。
そして、この組織内の意思疎通の欠如は何なのか。この問題は、私達に様々な問題を投げかけています。
皆様は何を思いましたか?私が思ったのは次の通りです。
まず、この思い込みで仕事をしていることの怖さ。
担当部署トップの歴代の市場長すべてが、都知事まで「盛土はなされている」として、今日まで認識していたと言います。
それを疑う余地もなく決済の印を押していたという事です。確認する事なく、思い込みで動いてしまう事は、本当に良くあること。
でも関心があれば、この重要性を確認できたはずですが…。
意思疎通…わかりやすく言うと「報連相」です。この重要性は常に言われていることですが、これがなかなか難しい。
第一、報告すべきかどうかの内容の判断はその人によって違う。しかも早目と言うのがポイントですね。
取り返しのつかない状況で報告相談されても、どうにもなりませんから。
ですから、これにも思い込みが関係します。自分の常識が相手の常識とは限りません。
「言わなくてもわかるはず」なんて期待する方が、土台無理な話なのです。
次に、これは本当に重要な事ですが「どこを見て仕事をしているのか」と言うのが最大のポイントかと思います。
どんな仕事でも同じ。お客様にとって何が一番良いことなのか。
この一点が判断基準であれば、そう間違った判断はしないと思います。
「現場で判断に迷う事があったら、迷わずお客様の利益を最優先すべし」これは鉄則です。
もし、都民のことを考えて、盛土をせず、コンクリートの空間に変更したとすれば、その人が堂々と主張すればいいのです。
もはや誰も責任は取りようもない状況ですが、都民の利益を考えたのであれば、その説明責任が都側にあると思います。
「意思疎通の欠如がとんでもない結果を招く」「どこを見て仕事をしているのか」これを痛烈に考えさせられた今回の件。
規模の違いはありますが、本当に私達も身近にあり得ます。他山の石とすることなく自覚します。
梅津寿光
