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「体調不良の中で思ったこと」
先日不覚にも発熱してしまった。

少し微熱があり頭痛がする。悪寒もあり身体もだるい。
でも喉の痛みとか、せき、鼻水とかの症状はない。

さて、どうしたものか。先ずはかかりつけの医者へ電話してみる。
そしたら、県の発熱担当の窓口へ電話するようにとの事。
早速電話してみるが、発熱外来に行くようにとの指示。
それで何件か電話してみるが、予約制とか、午前中で終了しましたとかの答えばかり。
それではと、普段リハビリに通っている病院に電話したところ快く引き受けてくれた。
早速PCR検査を行った。翌日午前にPCR検査の結果「陰性」との知らせが来た。

それでは診察を受け、薬を処方してもらおうと昨日電話したかかりつけの医院に、陰性の結果が出たので行ってよいか連絡してみる。
そしたら今度は呼吸器科の病院に行くようにとの返答。
風邪の類の診察はしないとの事、どうなっているのか。
困惑しながら教えてもらった呼吸器科へ連絡。
するともう今日は一杯との返事。
「何だ、この対応は…」町医者としての自分たちの役目を放棄しているではないか。

コロナの時代がそうさせたのかよくわからない。
自分たちの地域に根差した町医者としての誇りと自覚はどこに消えてしまったのか?地域の住民を守る気などサラサラない。
体調不良の中、怒りがこみ上げてくる。

それを自分の会社に置き換えてみる。地元の工務店はよく町医者にたとえられるのだ。
地域の人に寄り添わないことには存在価値などない。
住まいに困っている人には大小かかわらず迅速に対処するのは当たり前なのだ。
新築のみならず、リフォーム、修繕…何でも対処できる技術力と思いやりそれが町の工務店の務めなのだ。
「町医者と町の工務店」
今回の体調不良が改めて自分たちの仕事と会社の在り方を考える強烈な機会となった。


尚、その様な私の医療難民的状況を見かねた社員が「ここの先生は優しいですよ」と紹介してくれた医院に行って無事診察を受けることが出来た。そして数日後ようやく健康を取り戻すことが出来た。


今の時代下手に風邪もひけない。そして普段それなりの思いやりのある町の医院の先生の知り合いがいないと医療難民になって、重症化してしまう危険性だってある。
身にしみて思ったのだった。

梅津寿光



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