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ウクライナの悲劇
 一人の独裁者が隣国の何も罪のない人の命と財産を破壊していく。悲惨なウクライナの状況がテレビの画面で映し出されるたび、その恐怖と残虐さに背筋が凍る。

 私どもは住まいを提供することを生業としている。住まいは、家族の幸せのために絶対必要なものだ。
 先日お引き渡しを終えたお客様の家を訪ねる機会があった。
そこには庭で遊ぶ子供の元気な声と両親の笑顔があふれていた。
マイホームを造り終えた土曜日の午後、ご家族の幸せな光景だ。
そして「あったかい家ですよ!」の声。つくり手の私達がとても幸せを感じる瞬間だ。
それが突然、銃弾と爆弾で破壊され、命さえ奪われてしまうのだ。子供の未来も生まれてくる子供の命も奪い取ってしまう。
そこに繰り広げるはずの家族の成長の物語が突然幕を下ろす。こんなことがあってはならない。
歴史は繰り返すというが、この時代でまだこんなことが起きてしまうのか。悲しいという以外に言葉がない。
平和であることのありがたさをしみじみ感じる。
そして一日一秒でも早く、ウクライナの人々に日常の生活が戻ることを心から願うばかりだ。

梅津寿光

平和2