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日曜の昼下がりに思ったこと。
 
日曜の昼下がり、買い物にスーパーに行った。 店舗内の一角にパソコン教室がある。そこに老若男女様々な人が受講していた。 ガラス越しに学んでいる様子がうかがえる。
入口付近には張り紙があって、受講生がここで学んでこうなりたいという「目標」が記されている。
いわゆるコミットメントだ。コミットメントとは「責任を持って約束する」と言う意味だ。
そしてそのことを公言することでおのずと自らのモチベーションが高まる効果がある。
張り紙にはいろいろなコミットメントが記されていた。
「インターネットで自由に買い物をしたい」 「エクセルを使ってもっと仕事に役立てたい」 等々。
老若男女、休日であろうこの日曜の昼下がりに学ぶ姿を見て感心してその場を後にした。

そしてこんな事を思い出した。
京セラの創業者稲盛和夫氏は、人生の方程式・成功するための方程式を次のように説いている。
「人生・仕事の結果は=考え方×熱意×能力である」 全てが足し算でなく掛け算である。熱意と能力はそれぞれ0%から100%まである。つまり能力がゼロでない限り熱意次第でいくらでもその積は大きくなる。ところがここに考え方が掛け算されるのだ。この考え方には、-100点から+100点まである。

考え方が正しいとその積は極めて大きくなり、より多くの成功を手にする。但しこの考え方が間違っていると、能力×熱意の積が大きいほどマイナスの積は大きくなるという結果になる。

そこで思い出すのがあの「地下鉄サリン事件」だ。優秀な能力を持つ学生を全国から集め、その優秀な頭脳を持つ若者を洗脳して、社会への不満を募らせ多くの命を奪ってしまった、今尚、苦しむ人も多い。考え方がマイナスの極致のため、あのような悲惨な事件を起こしてしまったのだ。

一般の人が豊かな人生を願って休日に勉強に励む。このような考え方はとても素晴らしい。私も若い頃、資格取得のため2年間、日曜日に教室に通ったこともある。老いるとは億劫との闘いだという。
「いつまでも熱意を持つべきだな」日曜の昼下がりに学ぶ人たちを見てそんなことを考えた。

                               
梅津寿光
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