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人に寄り添う会社でありたい!
油圧機器メーカーKYBが行っていた免振データの偽装。
人の命に関わるデータをねつ造、改ざんしたのだからその罪は極めて重いです。企業としての責任はどこにあるのか、全く首をかしげてしまいます。

これまでも数々の企業がデータを改ざんし、国民を裏切ってきました。
思いつくだけでも、東洋ゴム、三菱マテリアル、三菱自動車、日産、スズキ自動車、住友重機械…等々国を代表するような企業名が浮かびます。
そして、安全を装うためデータを改ざんし隠ぺいした理由が、ほとんどが会社の利益を守ることに行き着きます。
全く内向な理由に、企業としての責任のかけらも感じません。
大体企業が何のために存在しているのか。何かしら、社会のためになっていることが絶対条件のはず。
少なくてもこれらの企業の創業者は必死で、社会に役立ちたい、人様に喜んでもらいたいという一心で、モノづくりに励んだり、サービスを考案したはず。
それがどこかの時点でその企業倫理が失われてしまった。
人を裏切って商売が成り立つはずがありません。その裏切りはすべて自分自身に返ってきます。
信用の失墜、巨額の取り換え費用と賠償金、取り返しのつかない事態にKYBは陥ります。
ただKYBの場合は社員の内部告発でこの問題が発覚しました。
そこにはモノづくりとしてのプライドと責任が社員に根付いていて、我慢ならなかった社員がいたと言うことになります。
別の角度から見ればそれは、大いなる救いかと思います。
それがなければこの偽装問題は果てしなく続いていたからです。

経営の神様「松下幸之助氏」の言葉を紹介します。
彼は、企業の社会的責任は次の3つに大別されるとしています。
1.企業の本来の事業を通じて、社会的生活の向上、人々の幸せに貢献していくこと
2.その事業活動から適正な利益を生み出し、それを色々な形で国家社会に還元していくこと。
3.そうした企業の活動の過程が、社会と調和したものでなくてはならないこと。

今回のKYBとデータを偽装してきた企業は、全くこの精神に反していることが分ります。
また松下幸之助氏は次の様にも述べています。
「経営を一番熱心に真剣に考えるのは、中小企業の主人公だ。大企業の経営者は困難を直接肌で感じないから、おのずと行動に力弱さが出てくる」…そうですね。
創業者の熱き心が次第に失われてくる大企業。
地域の中小企業にとっては、お客様の声が命そのものです。大事にしないとあっという間に吹っ飛びます。
これからも、人に寄り添う会社であり続けたいと思います。


梅津寿光