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「カーネル・サンダース」の願い
今月は、ケンタッキー・フライド・チキンの創業者「カーネル・サンダース」の物語を紹介します。

事業をしていた彼は、65歳の時に破産し、無一文になります。
何と彼はそれから、フランチャイズによるフライドチキン・ビジネスへと乗り出すのです。
70歳近いカーネルは、秘伝のオリジナル・レシピ「11のスパイス」とフライドチキンのノウハウを実現して、フランチャイズ契約を取る旅に出ます。
70歳近いお爺さんの飛び込み営業がうまくいくはずがありません。
車1台で全米中を回り、夜は車で過ごす旅が続きます。彼には信念がありました。

幼い頃に父親を亡くし、家族のため料理を作っていたカーネル氏、母親と妹に美味しいと言われることが何より嬉しかったのです。
「おいしいもので人を幸せにしたい!」この思いが途切れることはありませんでした。
そして、その信念は実を結び73歳の時には、その契約は600店舗を超える規模となり大成功を収めるのです。
そして、今、彼の願いは世界中に広がり、店内は笑顔溢れる多くの家族で賑わっています。
人生の終盤に身を起こした一人の男の奇跡。何が彼を奇跡に導いたのでしょうか?

彼は晩年次のように語っています。
「私は、40種以上の職を経験した。特別な才能があるわけではない。ただ2つのルールを守ってきた。できることはやれ。やるなら最善を尽くせ!」この2つ。
そして続けます。
「結局、人を幸せにすることが、自分の幸せとなって帰ってくる。そもそも、何かに対して、人が進んでお金を払うのは、それが自分のためになるからなんだ。自分のためにならないものに進んでお金を払う人などいるだろうか。いるはずがない」
「つまり他人に尽くして喜んでもらうとは、他人がああしたい、こうしたいと思うことを的確にとらえて何らかの価値を提供することだ」
「そしてその提供する価値の質が高くて、しかもその人だけにしか提供できないものなら、人は競ってその価値にお金を払うだろう。結果、最も人に尽くし、幸せにした人が、最も多い利益が得ることになる」

なぜ引退しないのかって?
「人を幸せにすることに引退はない」「錆びつくより、すり切れる方がマシ」「人は60や65になると人生これで終わりと思うものだ。しかしそれは自分がそう感じ、思い込んだ時に決まるだけ、年がいくつであろうとやれる仕事はたくさんあるさ」
彼は生涯現役を続け、世界各国に広がった店舗を訪れては、製法が守られているかをチェックします。
そして彼は慈善活動にも大いに励み、財産のほとんどを慈善施設等に寄付して、90歳の生涯を閉じます。
今日も笑顔で店頭に立つカーネルおじさん、実は波乱に満ちた人生でした。

梅津寿光