今、世界で水不足が深刻化しています。
と言っても日本では全くピンときませんね。日本は、とても水が豊か、しかも必要な時に安全な水が飲める。
このような国は世界でも珍しいと言います。ところが、世界ではとんでもないことが起こっています。
勿論、水は人が生きていく上では欠かせないものです。
生命、農業、工業、物流など人間のあらゆる営みの根幹を担っています。
ところが、世界の人口が増え、食糧を増産し、途上国の工業化や物が豊かになると水使用量はどんどん増えていきます。
豊かな生活を支えるには大量の水が必要で、水需要は50年前の3倍、人口増加の2倍のペースで増え続けているのです。
それを支えるには、大量の水を河川から汲みだす必要があります。
そのため、中国の黄河は河口まで水が流れなくなりました。世界第4位の湖、中央アジアのアラル湖では、面積が半分に、水量は3分の1まで減り、塩分濃度が上がり、漁獲量はゼロに。そしてこの地域の農業は壊滅的となっています。
このアラル湖面積は東北6県に匹敵する面積を持っています。まさに地球規模の水不足です。
更に深刻なのが、直接命に関わる水の汚染問題です。
途上国では、汚染された水とトイレの下水などの劣悪な衛生環境で、下痢疾患や伝染病で命を落とす子供たちが後を絶ちません。
特に野外排せつでは、降雨により飲料水に悪影響を与えるばかりでなく、乾燥により粉じんとなり、動物、昆虫等が媒体となることで感染症が広がり、免疫力の低い多くの子供たちが亡くなっています。
その数、毎日約5000人、年間180万人以上の子供が命を落としているのです。
日本の上水道、下水道の技術、浄水技術は世界一と言われています。
人々が安心して暮らせる…国が豊かになることは本当にありがたいことです。
また、日本は、水と共に温泉も豊富です。火山の活動は災害をもたらしますが、一方湧き出る温泉は人に癒しを与えます。
特に、福島市近郊は温泉が豊富で、中心部から、わずか車で数十分以内に、数多くの温泉があります。
このことに他県から訪れた方は一様に驚きます。温泉好きにはたまらないようです。
この度、当社が福島市から工事を請負っていた、土湯温泉町「中之湯公衆浴場」が完成し、今月4月26日オープンします。
福島市の観光地の賑わいを取り戻す期待を担っての誕生です。狭い敷地に、温泉が湧き出る中での作業は難工事でした。
震災前に見られた浴衣姿で下駄を鳴らして歩く温泉町を取り戻したい!
福島市の復興のシンボルとして、大いに期待されます。
梅津 寿光
と言っても日本では全くピンときませんね。日本は、とても水が豊か、しかも必要な時に安全な水が飲める。
このような国は世界でも珍しいと言います。ところが、世界ではとんでもないことが起こっています。
勿論、水は人が生きていく上では欠かせないものです。
生命、農業、工業、物流など人間のあらゆる営みの根幹を担っています。
ところが、世界の人口が増え、食糧を増産し、途上国の工業化や物が豊かになると水使用量はどんどん増えていきます。
豊かな生活を支えるには大量の水が必要で、水需要は50年前の3倍、人口増加の2倍のペースで増え続けているのです。
それを支えるには、大量の水を河川から汲みだす必要があります。
そのため、中国の黄河は河口まで水が流れなくなりました。世界第4位の湖、中央アジアのアラル湖では、面積が半分に、水量は3分の1まで減り、塩分濃度が上がり、漁獲量はゼロに。そしてこの地域の農業は壊滅的となっています。
このアラル湖面積は東北6県に匹敵する面積を持っています。まさに地球規模の水不足です。
更に深刻なのが、直接命に関わる水の汚染問題です。
途上国では、汚染された水とトイレの下水などの劣悪な衛生環境で、下痢疾患や伝染病で命を落とす子供たちが後を絶ちません。
特に野外排せつでは、降雨により飲料水に悪影響を与えるばかりでなく、乾燥により粉じんとなり、動物、昆虫等が媒体となることで感染症が広がり、免疫力の低い多くの子供たちが亡くなっています。
その数、毎日約5000人、年間180万人以上の子供が命を落としているのです。
日本の上水道、下水道の技術、浄水技術は世界一と言われています。
人々が安心して暮らせる…国が豊かになることは本当にありがたいことです。
また、日本は、水と共に温泉も豊富です。火山の活動は災害をもたらしますが、一方湧き出る温泉は人に癒しを与えます。
特に、福島市近郊は温泉が豊富で、中心部から、わずか車で数十分以内に、数多くの温泉があります。
このことに他県から訪れた方は一様に驚きます。温泉好きにはたまらないようです。
この度、当社が福島市から工事を請負っていた、土湯温泉町「中之湯公衆浴場」が完成し、今月4月26日オープンします。
福島市の観光地の賑わいを取り戻す期待を担っての誕生です。狭い敷地に、温泉が湧き出る中での作業は難工事でした。
震災前に見られた浴衣姿で下駄を鳴らして歩く温泉町を取り戻したい!
福島市の復興のシンボルとして、大いに期待されます。
梅津 寿光
