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平和の祭典「平昌五輪」に思う。
日本選手の大活躍に沸く平昌オリンピック!
特に66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた羽生結弦選手。
すべてを乗り越えた彼の異次元の強さと美しさは、日本のみならず世界中から称賛を浴び、伝説の人となりました。

その勝利後の言葉もまた見事でした。
僕は今までの人生の中で、実に多くの幸せを捨ててきた。
捨てた先に自分の目標であった五輪連覇という幸せを得ることが出来た。
生きてきて良かった。
ケガがなければ今回の金メダルはなかった。
現実全てを受け入れる。極限のプレッシャーまで受け入れて、自分の力に変えていく。
トップアスリートの凄まじい精神力には恐れ入るばかりです。

さて、このような陰で、世界終末時計といわれる時計の針が不気味に静かに動いています。
地球最後の日まで残り時間あと2分と表示したのです。
この世界終末時計は、ノーベル賞を受賞した科学者が名を連ねるアメリカの科学雑誌「原子力科学者会報」に毎回掲載されます。
地球最後の日迄を刻む終末時計…この時計は核戦争の危機を警告する目的で、日本に原爆が投下された2年後、東西冷戦初期の1947年に同科学誌に登場しました。
核開発、戦争、環境破壊などを考慮し、45分の針の位置から、人類滅亡の「地球最後の日」を午前0時と定めて、残り時間を象徴的に示しています。
今回の残り時間2分というのは、アメリカとソ連が水爆実験に成功した1953年以来のことであり、最も終末時計が進んだ危機的な状況といえます。
逆に、最も終末時計が遅れたのが、米ソが軍縮条約に調印した1991年で、残り17分までその針を戻すことが出来ました。
その後、2012年には前年の福島原発事故による原子力の安全性の懸念から、残り5分まで針が進みました。
終末時計は、1947年の表示開始以降、今まで24回修正されていますが、昨年トランプ大統領が就任してからというもの、早くも2回時計が進み、今回の残り時間の表示となりました。
これは、北朝鮮とアメリカとの間で、お互い挑発的な言動が続き、核戦争の危険性が高まっていること。
更には、トランプ政権がパリ協定からの脱退を表明し、地球温暖化対策が停滞していることが原因となっています。

100分の1秒、1000分の1秒を争うオリンピック競技。この終末時計については、少しでも遅れますことを心から願います。


梅津寿光