FC2ブログ
福島の百貨店「中合」のルーツを知る!
出張のため滋賀県長浜市へ!
長浜市…ご存知の方は少ないのでは?私達、東北人にはほとんど馴染みがない町です。
私も初めての訪問です。ただ、大河ドラマ等で、度々、その地名は登場しており、日本の歴史には重要な役割を演じてきた場所かもしれない…そんなことを思い描き足を踏み入れました。

東海道新幹線米原駅をおり、在来線に乗り換え、JR長浜駅に到着。
駅は小さく、駅前にも大きい建物は見当たりません。
松並木の道路を少し歩いてみると、お城があって、目の前に琵琶湖が広がります。
人口12万人ですから、思っていたよりずーっと小さい町、しかし、どこか普通の町とは違う雰囲気が漂います。
聞けばここは石田三成の生まれた所、また、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が初めて、城(長浜城)を築いた地であるという。
長浜は京都に近く、政治上も軍事上も重要な地である事から、古くから、頻繁に戦火にさらされます。
犠牲者は農民にまで及び、お寺は当時「戦」の最前線であり、僧侶は政治にも大きな影響力を持っていました。
織田信長に至っては、そのようなお寺を焼き払う行動を繰り返します。その様な犠牲者の霊を慰め、自らの極楽浄土を願うためでしょうか、平穏な現世を願うためでしょうか、重要文化財級の「阿弥陀如来像」「観音像」が町のあちこちの寺院に祀られています。

又、長浜市で忘れてならないのが近江商人の発祥地です。
三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」で知られる近江商人の哲学。
近江商人の流れをくむ主な企業は次の通りです。
大丸、高島屋、西武グループ、伊藤忠商事、住友財閥、ヤンマー、日清紡、東洋紡、東レ、ワコール、トヨタ、日本生命、武田薬品、ニチレイ、等々…見事に日本を代表する企業が名を連ねます。
そこで、発見しました!何と福島駅前にある百貨店「中合」のルーツは長浜にありました!
長浜城下の近江商人安藤與惣次郎は、姻戚関係にある中村治朗兵衛と共に、天保元年に福島の地で創業、やがて明治7年には現在の荒町に中村呉服店を開業、値札を付けた販売を行います。
明治26年には中村合名会社を設立、全国で8番目の合名会社でありました。
中村の中と合名会社の合をとって「中合」となり現在に至っているという事になります。

私達が、子供のころから慣れ親しんでいる「中合」福島市のシンボル的な存在であるこの百貨店が、近江商人の流れをくむとは…驚きの出張先の発見でした。

梅津寿光