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マンションデータ偽装問題に思う
皆様こんにちは!

今回発覚したマンションデータ偽装問題。
なぜこのようなリスクを冒してまで偽装してしまったのか、全く理解できません。大して工事原価が安くなるとも思えず、大幅に工期を短縮できるとも思えない。もし出来たとしても、そこまで踏み込む理由に値しない。何せ人の命がかかっているのだから。

施工は三井住友建設、くい打ち工事は旭化成グループと言わずと知れた日本を代表する上場企業です。会社のコメントを聞いてもさっぱりわからない。現場代理人の判断だと言いますが、現場代理人に何のメリットがあるのか?大手企業、大手メーカーゆえの多重構造なのか、会社は現場にまったく目が届いていない。聞けば、くい打ち業界ではデータの転用、偽造は当たり前に行われていたと言います。そんな業界の常態化に現場代理人も流されていたのでしょうか?結局「慢心、油断、馴れ合い、おごり」と言ったところに行きつくかも知れない。「お客様を見ずに、どこを見て仕事をしているのか!」ということです。

悲劇なのはマンションを買った住民の方々です。
住まいは、それぞれの人生のステージで必要とするものです。家族の成長を願い、安心安全を願い人生最大の高価な買い物を決断する。価格、立地、品質、建設業者、様々な要素を含めた正に人生をかけた大決断です。それを見事に裏切ったのですから、罪が深い。
全棟建て替えとは、さすが大手企業ならではの発言ですが、ここに入居して既に8年。住んでいる方それぞれの人生のステージが移り変わっていますからね。子供のこと、親のこと、様々な事情が重なり、みんな揃って「よーいドン」と言うわけにはいかないと思います。

2005年に起こった耐震強度構造計算書偽装の「姉歯事件」以来の、建設業界の不祥事。
その姉歯事件は、「計算上の耐震強度の問題」で、建物の実害は発生しなかった。今回の「三井住友建設マンションデータ偽装問題」は基礎となる杭が地盤に届いていず、現に建物が傾斜している。実害が出ているだけに、はるかに重大で深刻です。

仕事をするのはブランドではなく「人」です。
会社の規模は全然違いますが、住む人の安心安全を守る使命は、全く我々も同じ。気を引き締め、お客様の信頼に応えます。それでは!

梅津寿光