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十五夜のお月様を眺めながら…。
皆さんこんにちは!ユメックスホームの梅津です。

今年の夏は本当に暑かったですね。
でも、東北は梅雨が長引き、酷暑の期間は短かった方。西日本、関東は40度を超えた地点が多発しました。
これでもか!というぐらいの暑さに日本列島は亜熱帯化し、命を脅かすほどの豪雨をもたらしています。

さて9月、何かほっとします。そこでお月見の話です。
お月見は、「八月十五夜」の旧暦8月15日と「九月十三夜」の旧暦9月13日に行います。
今年の十五夜のお月見は9月19日、十三夜のお月見は10月17日になります。

この辺りでは十五夜の月を「豆名月」、十三夜の月を「芋名月」と呼んだりします。
その月に採れる農作物をさしてのことですが、何かいいですね。
旬の作物をお供えして、実りの秋をお月様に感謝する。
勿論、十五夜はススキと団子をお供えし、枝豆を頂きビールを飲み干したいと思います。

ところで、月の中にいるのはウサギと昔から聞いていましたが、それにはこんな言い伝えがあるそうです。

『その昔、天竺にサル、キツネ、ウサギの3匹がいました。彼らは、自分たちが獣なのは前世で悪いことをしたためと思っていました。それを見て哀れに思ったお釈迦様は、お腹を空かせた老人の姿となり3匹の前に現れ、彼らがどのような善行を行うのか試しました。
サルは木から木の実を採り老人に差し出し、キツネは鳥や魚を獲って老人に捧げました。しかし、ウサギはサルのように木の実を採ることも、キツネのように鳥や魚を獲ることも出来ません。
何もしてあげられないと思ったウサギは老人の前で火を焚き、「どうかこの身を食べて空腹を満たして下さい。」と、火の中に飛び込んで死んでいきました。
ウサギを哀れに思った老人は釈迦の姿に戻り、ウサギの亡骸を抱いて天に昇って月の宮居に祀り、月を見るたびウサギを思い出しました。』

何とも悲しい話ですね…。
日本ではかぐや姫が有名ですが、満ちたり欠けたりして時に闇夜に光り輝く月。
昔から神秘的で物悲しい物語をイメージさせたのですね。

日頃の忙しさから逃れて、今年は縁側で月見をします。
9月19日の十五夜、月が見えますように…。

それでは!

梅津寿光