まばゆいばかりの初夏の日差しの中、先日、上棟式を行いました。
フィナーレには餅まきも行われ、ご近所の方にも大勢集まっていただき、久しぶりに賑やかな時間を過ごしました。
震災と原発問題で沈滞ムードが蔓延する中、集まっていただいた皆様も、童心に戻ったようだと喜んでおられました。
当初、時節柄ひっそりという考えもありましたが、あえてこんな状況だからこそということになり、沈滞ムードを吹き飛ばそうという気持ちを込めて、威勢良く108つの餅をまかれておりました。
それは復興に向かう足音とも感じられる光景で、苦難な状況でも元気を出し前向きに生きるお施主様の笑顔に、参集した多くの人が勇気をいただきました。お施主様に心から感謝です。
私自身、これからも地域の皆様と共に、住まいを通して貢献していきたいと改めて思った次第です。
そして家づくりは決して贅沢ではない。人が生きて行く為に絶対必要なもの。そのようなかけがえのない仕事に携えることに改めて喜びを感じました。
これから私たちに求められるのは、「安心」「家族を守る」「自然と優しく接して共存する」。
住まいの作り手としてこのような思いでおります。
これからも、住まいを通して皆様の笑顔を見ることが出来ればこの上ない幸せです。
自分たちの生活を取り戻したい。一歩一歩前向きに生きる。そのような力強い気持ちと、復興に向けた希望が伝わってくる上棟式でした。
お施主様、お集まりいただいたご親戚の皆様、ご近所の皆様、そして工事関係者の方々、本当にありがとうございました。
梅津寿光

