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活気あふれる街であるために。
2019年がスタートしました!皆様どのようなお正月を過ごされましたか?
私は、元日に近くの神社に初詣、翌日ご年始のため東京に出向き、久しぶりに上野をぶらついてみました。
上野は、私達の世代から見れば特別な場所です。
東北の玄関口として、上京の際も帰郷の際も全てここが始点であり終点でした。悲喜こもごも数々のドラマが生まれた場所なのです。

遠くは集団就職の列車が上野駅に到着、多くの若者が夢と希望と不安を胸にそれぞれの会社に就職、戦後日本の復興の大きな原動力となりました。
今では、東京駅が発着駅となり上野駅で降りる機会もめっきり減りましたが、私が学生の頃の思い出も一杯詰まっており、とてもノスタルジックな雰囲気を味わえる場所でもあるのです。

先ずは久しぶりにアメ横商店街へ行きます。
年末でもないのにかなり混んでいます。思うように前に進めません。
左右の商店からは威勢の良い掛け声が飛び交います。
そこで周りを見て気が付きます。何と通行人の6割以上が外国人です。
そういえば、来来(ライライ)という呼び声も盛んに聞こえます。
でも周りを見ると中国人、台湾と言ったアジア系ばかりでない。白人もいる。イスラムの人もいる。多国籍です。
活きのよいカニや、マグロなどの海鮮物にチョコレート…大きなだみ声で次々と売りさばくお兄さん。
ここには約400の様々な店が立ち並びます。アメ横の風情は変わらずとも客層は様変わり。
どうやら外国人は食べ歩きが大好きらしい。タコ焼き屋には大勢の外国人が並んでいます。
食べ物を売る店では、店先にテーブル、いすを設け、その場で食べられる工夫が目立ちます。
「何でもすぐそこで食べる」これがキーワードらしい。
明らかに訪日外国人を意識してのことです。
それもそのはず、今や外国人に一番人気のある観光スポットがここ「アメ横商店街」だと言います。
理由は「日本の下町文化を伝える活気あふれる商店街で、食べ歩きグルメが楽しめる」「食べ物、買い物、明朗会計、安全、アクセス」どれをとっても訪日客を満足させられる条件が揃っているらしいのです。

彼らの消費活動を「インバウンド消費」と言いますが、もはや彼らなしでは、日本の経済が成り立たない程の力を持っています。
日本のどの都市・町でもこの「インバウンド消費」が何としても欲しいのです。
私達が住む福島でも避けて通れない課題です。
2020年には五輪予選会場となります。外国人が魅力を感じる街づくりとは?
活気あふれる私達の街であってほしい!アメ横で強く感じたことです。
皆様今年もどうぞ宜しくお願い致します。


梅津寿光
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新しい時代に向けて!
今年も間もなく暮れようとしています。
この一年、皆様にとっていかがでしたか?
私もこれからじっくり一年を振り返り、思いを巡らせ、反省をして新年を迎えたいと思っています。

さて、今年は2020年東京オリンピックに向けて社会が大きく動いているなと実感する場面が多々ありました。
その中の一つが、国が強く推し進めるキャッシュレス化です。
オリンピックを機に日本を訪問される多くの外国人の利便性を図るとしていますが、そんなに事は単純ではないようです。
消費税増税後にポイントで還元するなど、国はこのキャッシュレス化に必死です。
なぜもこんなに強力に…私なりにわかりやすく整理してみました。

まず現金を必要としないと店舗は人の省力化、あるいは無人化が出来、働き手不足を解消できます。
お金の流れが記録されるので、お金の管理も容易になります。
でもこれ国から考えると、不透明な現金資産を把握できるので、税金を抜け目なく徴収することが出来ます。

また現金強盗などが無くなり犯罪の抑止力になる。
買い物がとても便利になり、外国で物を買う時もいちいち両替する必要がない。もしかしたら世界統一の貨幣の誕生の可能性もある。
更に金融機関はマイナス金利が長引き、今までの様に人を置いたり、ATMを設置したりする余裕がない等々…。

しかし、どうしても加速しなければならない最も大きな理由があるのです。
それは、日本のキャッシュレス化が進まなければ、新しいビジネスモデルが生まれない事です。
例えばスマートフォンでQRコードをかざすだけで簡単に支払いが出来る決済サービス。
ここに集まる顧客情報は極めて貴重です。今、各社が先行投資をして、顧客獲得に躍起になっているのもこの情報が欲しいのです。
この情報を蓄積することによって新しいサービスと産業が生まれてくると言います。

電子商取引のAmazon、あらゆる情報に検索という流通方法を押さえたGoogle、友人の情報を流通させるFacebook、140字のテキストを流通させるTwitter等のプラットホーマー(商品、サービス、情報を集めた場所を提供する事業者)に日本の企業名はありません。
次の時代の新しいサービス、ビジネスの構築に向けて、この大きな可能性を秘めたキャッシュレス化が何としても必要…ここに大きな理由があるようです。
「日本が取り残されてしまう!」私も不得意ながら、来年は是非このキャッシュレス化に挑戦しようと思っています。

さて、今年も大変お世話になりました。どうか皆様、良いお年をお迎えください!


梅津寿光  
台北を訪れる!
昨年に続き2回目の台湾訪問。
前回は式典に出席のための訪問でどこも見ることが出来ず、大変心残りで帰国。
今回はそのリベンジで観光を主とした訪問でした。

まずは「九分」へ。
ここは映画「千と千尋の神隠し」の舞台に似ているとの事で、旅行会社の企画がまんまとヒット!
日本人観光客で大賑わいです。現地の人も他の外国人も行かない、日本人の為の観光地という気がします。
次に訪れたのは「故宮博物館」数千年前の中国のお宝の数々が並びます。
世界四大博物館として知られ「翠玉白菜」は特に有名です。
次に高層ビル「台北101」へ移動。眼下に広がる台北市の発展を目の当たりにします。
そして、夜は台北最大の夜市「士林夜市」へ。おびただしい数の屋台が立ち並びます。
本当は手に取って食べ歩きしたいところですが、不衛生で日本人は無理とガイドから固く止められてじっと我慢。
名物の臭豆腐の何とも言えない臭いと熱気に包まれた夜市をただ眺めるだけした。

物価は案外日本と変わらない印象です。
コンビニでビールを買ってもそんなに安くは感じません。
自動車は、自国のメーカーがありませんからかなり高く、日本の1.5倍くらいだと言います。
それにしては、トヨタ、BMW、ベンツの高級車がバンバン街を走っている。軽自動車はほぼ見かけません。
あるのは庶民が乗るバイクと高級車。貧富の差が歴然としており中間は存在しません。

さて、台湾人は日本人にとても友好的です。
それは日清戦争後、日本が台湾を統治していた時代にさかのぼります。
日本は、台湾を、それまで列強各国が行っていた搾取型植民地支配とせず、日本と同じように扱うという「内地延長主義」を取ったのです。
まず、力を入れたのが教育です。
台湾中に次々と学校を設立し、優秀な教育者を送り込みます。
その結果、当時わずか3.8%だった台湾児童の進学率は71.3%まで向上させます。
またアヘン吸引の習慣を根絶させ、病院を各地に建設し、台湾の衛生状況を一変させます。
更にダムを造り不毛の地を、アジア有数の穀倉地帯に作り変えます。
このようにインフラ整備を成し遂げ、台湾各地で熱心に任務を遂行する先人達のお陰で、台湾人は次第に日本人を敬愛するようになったのです。

2年前経営不安に陥り末期症状に陥っていた「シャープ」を買収したのは台湾企業「鴻海」でした。
今、世界の大手企業500社の中に台湾企業はこの「鴻海」はじめ9社がランクインしています。
これは彼らの努力は勿論ですが、遠くは教育水準を引き上げた日本の統治時代に起因している。
台北の街並を眺めてそんな事を思った次第です。 

梅津寿光
人に寄り添う会社でありたい!
油圧機器メーカーKYBが行っていた免振データの偽装。
人の命に関わるデータをねつ造、改ざんしたのだからその罪は極めて重いです。企業としての責任はどこにあるのか、全く首をかしげてしまいます。

これまでも数々の企業がデータを改ざんし、国民を裏切ってきました。
思いつくだけでも、東洋ゴム、三菱マテリアル、三菱自動車、日産、スズキ自動車、住友重機械…等々国を代表するような企業名が浮かびます。
そして、安全を装うためデータを改ざんし隠ぺいした理由が、ほとんどが会社の利益を守ることに行き着きます。
全く内向な理由に、企業としての責任のかけらも感じません。
大体企業が何のために存在しているのか。何かしら、社会のためになっていることが絶対条件のはず。
少なくてもこれらの企業の創業者は必死で、社会に役立ちたい、人様に喜んでもらいたいという一心で、モノづくりに励んだり、サービスを考案したはず。
それがどこかの時点でその企業倫理が失われてしまった。
人を裏切って商売が成り立つはずがありません。その裏切りはすべて自分自身に返ってきます。
信用の失墜、巨額の取り換え費用と賠償金、取り返しのつかない事態にKYBは陥ります。
ただKYBの場合は社員の内部告発でこの問題が発覚しました。
そこにはモノづくりとしてのプライドと責任が社員に根付いていて、我慢ならなかった社員がいたと言うことになります。
別の角度から見ればそれは、大いなる救いかと思います。
それがなければこの偽装問題は果てしなく続いていたからです。

経営の神様「松下幸之助氏」の言葉を紹介します。
彼は、企業の社会的責任は次の3つに大別されるとしています。
1.企業の本来の事業を通じて、社会的生活の向上、人々の幸せに貢献していくこと
2.その事業活動から適正な利益を生み出し、それを色々な形で国家社会に還元していくこと。
3.そうした企業の活動の過程が、社会と調和したものでなくてはならないこと。

今回のKYBとデータを偽装してきた企業は、全くこの精神に反していることが分ります。
また松下幸之助氏は次の様にも述べています。
「経営を一番熱心に真剣に考えるのは、中小企業の主人公だ。大企業の経営者は困難を直接肌で感じないから、おのずと行動に力弱さが出てくる」…そうですね。
創業者の熱き心が次第に失われてくる大企業。
地域の中小企業にとっては、お客様の声が命そのものです。大事にしないとあっという間に吹っ飛びます。
これからも、人に寄り添う会社であり続けたいと思います。


梅津寿光
災害の夏が終わる。
今年の夏は史上最強の暑さに加え、大きな自然災害が4つも日本列島を襲いました。
①6月18日の「大阪北部地震」、②7月6日の「西日本豪雨」、③9月4日の「平成30年台風21号」、④9月6日の「北海道胆振東部地震」わずか3か月の間にこれほどの災害が起こり、多くの犠牲者が出てしまいました。
心よりお見舞いを申し上げます。

日本の暴風災害は他の国に比べて多く発生します。
その理由として、日本が大陸の東側に位置するので台風が上陸しやすい。
山が多いので大雨が低地に向かって滝のように流れる。
狭い国なので、山際、川沿い、海岸沿いにも多くの人が住んでいる等が挙げられています。

また地震については、世界中で起こる地震の10%以上が日本で起こっています。
その理由は…地球の地殻は10数枚のプレートで出来ています。陸地や海はその上に乗っていて、そのプレートは動いています。
それらプレートのうち何と4つが日本列島又は列島付近でぶつかり合っているのです。
ぶつかり合っていますから、ゆがみが生じ亀裂が入ります。
これを断層と言い、この断層が動くと地震になります。この断層が浅い所や、平地や盆地の下にあると直下型の地震となります。
今回の北海道の地震そして阪神淡路大震災がそうです。
またプレートそのものが跳ね上がることがあります。これが東日本大震災で、巨大津波を引き起こしました。

今回の北海道の地震は、経済的にも大損失をもたらしました。
観光業で292億円、農林水産業で397億円といわれています。その他、製造工場も操業停止に追い込まれていますから、全体的な損失は巨大で計り知れません。
そして、この地震の被害を増幅させたのが「ブラックアウト=大停電」だと思います。
電力の供給のバランスが崩れ、北海道内のほぼ全世帯約295万戸が停電に陥ってしまったのです。
その影響は数日に及びました。人の命を危険にさらし、あらゆる産業の経済的損失を生みました。
今回の大停電は、電力供給を守れなかった北海道電力の大失態かと思います。
東日本大震災の時さえこのような大規模な電力不足が長時間続くことはありませんでした。

企業は、社会的使命をもって存在しています。
社会に役立つという使命です。特に電力会社は人の命と財産に瞬時に直結します。
この様な度重なる災害にあっても、被災者はじっと我慢をして礼節を守って暮らしています。
暴動など起きません。
「何という国民性だ!」海外のメディアは、この日本人の振る舞いに大いに驚き称賛します。
ただそれに甘えてはならない。今回の企業責任は非常に大です。

梅津 寿光

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